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＜千葉県警＞交通事故死者、計上漏れ…５人を追加 毎日新聞 12月20日(土)21時35分配信
今年の交通事故死者の数を正確に計上していなかったとして、千葉県警が５人の死者を追加したことが県警への取材で分かった。浦安署などの管内で起きた５件の事故で、
実際は道路★上で発生したため死者数に含めるべきなのに、★私有地などで起き交通事故として扱わない「道路★外」などとして処理し、
警察庁に報告する統計に反映させていなかった。県警は他に不適正な計上がなかったかどうか再調査を始めた。
関係者によると、問題は外部の指摘で発覚。２０１１年以降の約２００件について、再調査している。
都道府県警は▽道路外の事故▽自殺が明白な事例▽発生から２４時間以上が経過して死亡したケース－－などを除き、死亡事故として集計している。再調査対象の約２００件の中には、２４時間以内に死亡した事例も見つかっているという。
千葉県の昨年の交通事故死者数は１８６人で全国ワースト３位。今年は１７０人未満に抑える「アンダー１７０」を目標に掲げているが、統計を修正し新たに加えた５人を含め１９日現在１６９人を数える。県警交通総務課は「指摘を真摯（しんし）に受け止める。（故意かどうかは）調査中で、結果が判明次第明らかにする」としている。
死亡事故統計を巡っては、愛知県警が昨年、１９９１年以降の事故を再調査し、新たに６００人の死者を追加するなど過去にも不適切な事案が表面化している。【荻野公一】