野々村竜太郎・元県議書類送検詐欺容疑！警幹部「辞職し返納されれば起訴は難しくなるが全容を解明したい」

号泣元県議、政務費返納なら起訴猶予か

政務活動費の不自然な支出で家宅捜索を受けた兵庫県の野々村竜太郎元県議（４７）は１８日、「全額一括返納した」と議会事務局に連絡した。

実際に返納されたかは未確認だが、過去の政務費不正請求では、詐欺容疑などで書類送検されても、
辞職や返納をすれば「社会的制裁を受け、財産的利益もなくなった」として起訴猶予処分などになることが多い。

北海道南幌町で２００６年、町議２人が書籍を購入したように偽り政務費をだまし取ったとして詐欺容疑などで告発されたが、札幌地検は「金を返還した」などとして起訴猶予と不起訴（嫌疑不十分）とした。

使途の要件が不明確で、領収書の添付義務があいまいな政務費の制度自体が犯行を誘発し、故意性の立証を難しくしているとの指摘もある。

兵庫県では０６年にも県議が政務費をマイカーのローン返済に流用したとして詐欺容疑などで書類送検されたが、神戸地検は「当時の基準には解釈の幅がある」として不起訴（嫌疑不十分）とした。
その後、検察審査会が３回、「不起訴不当」としたが、覆らなかった。

野々村氏は今月１１日に議員辞職。
政務費の返納が確認できれば、今後の捜査方針にも影響が出るとみられる。

県警幹部は「辞職し、返納されれば起訴は難しくなるが、全容を解明したい」と話している。

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［2014年7月18日20時5分］
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20140718-1336724.html 野々村竜太郎・元県議を書類送検…詐欺容疑など 2015年01月19日 19時12分 兵庫県の野々村竜太郎・元県議（４８）（昨年７月に辞職）による不自然な政務活動費支出問題で、県警は１９日、城崎温泉（兵庫県豊岡市）への日帰り出張や切手購入を装って政活費二百数十万円をだまし取ったなどとして、野々村氏を詐欺と虚偽公文書作成・同行使容疑で書類送検した。容疑を認めているという。

 

　県警によると、野々村氏は在職中に前払いで受領した政活費のうち二百数十万円について、２０１１～１３年度の収支報告書に、城崎温泉への日帰り出張や切手購入などに支出したと虚偽記載。１２年４月～１４年４月、報告書を県議会議長に提出し、同額を詐取した疑い。

　野々村氏が受給した政活費は計★１８３４万円にのぼるが、県警は、このうち、電車の運休などで移動が不可能だった日帰り出張など客観的証拠のある支出について不正使用を裏付けた。

2015年01月19日 19時12分 Copyright © The Yomiuri Shimbun