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ＪＲ富山駅で「かがやき５００号」の切符を手に入れた男性
北陸新幹線開業日の指定席切符が十四日、全国の駅のみどりの窓口などで一斉に発売された。ＪＲ西日本によると、事前申し込みも含め発売時刻の午前十時に全国の窓口やインターネット予約、ＪＲ切符を扱う旅行会社から注文が殺到。金沢、東京発の各一番列車は発売から二十五秒で売り切れた。
一番列車の最速「かがやき５００号」（金沢午前六時発）と「かがやき５０１号」（東京午前六時十六分発）は全席指定でグリーン車、最上級グランクラスを含め計九百三十四席ある。
ＪＲ富山駅では午前十時の時報と同時に、駅員が一斉に端末を操作。整理券を受け取った八十一組のうち九割が希望の切符を手にできたという。富山駅によると、そのほとんどが「かがやき５００号」だった。
大量獲得に成功した要因は、早朝の事前受け付けで希望の列車を聞いてグループ分けし、一つの窓口で★一回の操作で購入できる上限★十四枚の切符を一気に獲得する戦略。端末をたたく駅員にベテランをそろえたことも奏功した。
これらは、ＪＲ西日本金沢支社が事前に管内各駅に勧めていたが、実施するかは駅ごとの判断に任されていたという。
駅の外で雪が降りしきる寒さの中、じっと待ち続けた人たちの熱い思いに応えた富山駅。担当駅員は「富山県民の思いを背負い座席獲得に臨んだ。皆さんと駅の願いがかなって良かった」と満足げだった。