猪瀬氏 徳洲会から5000万円 「1億円」を要請 強制捜査後に返す 産経新聞 11月23日(土)7時55分配信
都知事選後に公表された猪瀬氏の選挙運動費用収支報告書には、収入として猪瀬氏自身からの
3千万円と、猪瀬氏の関連団体からの50万円の計3050万円しか記載されておらず、借入金の記載もなかった。
★しかし、★選挙運動費用として資金提供を受けていた場合、
公職選挙法に基づく選挙運動費用収支報告書の★虚偽記載にあたる可能性がある。
猪瀬氏 徳洲会から5000万円 「1億円」を要請 強制捜査後に返す
猪瀬直樹知事と徳洲会事件をめぐる経過(写真:産経新聞)
猪瀬直樹東京都知事(67)が知事選前の昨年11月、公職選挙法違反事件で東京地検特捜部の捜査を受けている医療法人「徳洲会」グループから現金5千万円を受け取っていたことが22日、明らかになった。
関係者証言によると、猪瀬氏は知事選★出馬にあたり、徳田毅衆院議員(42)を通じてグループ創設者の虎雄氏(75)に1億円の資金提供を要請。
虎雄氏が毅議員に「とりあえず5千万円」と金額を決め、猪瀬氏に直接手渡すよう指示したという。
猪瀬氏は記者会見し、「あくまで個人として借り入れたもので、★選挙資金に使わず全額返済した」と説明した。
猪瀬氏の説明などによると、副知事だった昨年11月6日、都知事選出馬に向けたあいさつ回りで、湘南鎌倉総合病院(神奈川県鎌倉市)を訪ね、療養中の虎雄氏と面会。虎雄氏から資金援助を受けることになったという。
関係者によると、虎雄氏の指示で毅議員が猪瀬氏との折衝窓口となり、同月19日、毅議員が虎雄氏に「猪瀬氏から1億円欲しいと求められた」などと報告。虎雄氏が「とりあえず5千万円」などと毅議員に指示していた。
猪瀬氏は、徳洲会グループが今年9月17日に公職選挙法違反容疑で特捜部などの強制捜査を受けた後、秘書を通じてグループ側に全額返済したとしている。
猪瀬氏は昨年11月21日に都知事選への立候補を正式に表明。12月16日投開票の都知事選では、選挙史上最多の433万8936票を獲得し、初当選を果たした。
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