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変質した暴君…徳田虎雄氏、信念消え蓄財に傾斜「別人になった」

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変質した暴君…徳田虎雄氏、信念消え蓄財に傾斜「別人になった」


(上)「選挙資金は医療改革の経費」“大義”のため法を犯した徳田虎雄氏に戻る


【父子の野望】徳田虎雄氏の「功」と「罪」(中)

 「移動の足は電車が基本。昼飯は立ち食いの素うどんに卵を落とすかどうかで悩む。あの人は金銭に関しては極端な『ドケチ』だったけど、自分の財産にはまったく頓着せず、寸暇を惜しんで仕事だけに全精力を注いでいた」

 徳田虎雄(75)を長く支えた元側近は語る。

 虎雄の赤信号嫌いは有名で、全国の病院職員が虎雄の運転手をするたび、赤信号で止まろうとすると、後ろから「行け」と頭を殴られたという。

 「私も何度も殴られたり、蹴られたりして、頭から血を流したこともあります」と地方病院幹部。

 「身内が死にそうなときはお前も信号を無視するだろう。俺を待っている人が全国にいる。だから止まっている暇はない」と虎雄は言ったという。

 医療を受けられず死んでいく人をなくすため、全国に200の病院を造りたいと虎雄は語っていた。その大義のために必要なら、法を犯すことも辞すべきでないと説いていた。

 「法律やルールに自分を合わせるのではなく、自分に合うルールがあるはずだから探してこいと命じる人ですから」(元側近)


変質した暴君…徳田虎雄氏、信念消え蓄財に傾斜「別人になった」


 ◆皆が徳田教の信者

 各地の徳洲会病院の事務部門には、選挙違反で有罪判決を受けた「前科持ち」の幹部が多い。指名手配され長期の逃亡生活を経験した職員は語る。

 「一言でいえば皆、徳田教の信者なんです。徳田虎雄が神格化されているからこそ、あの強力な選挙組織が機能したんです」

 虎雄の郷里、徳之島(鹿児島県)の病院ではかつて「うちの職員に盆と正月はない」といわれていた。

 「盆と正月には徳田家の人々が帰省するので、その世話に大勢駆り出された。空港までの送迎、食事の用意に掃除、洗濯、孫のお守りまで。徳洲会グループでは、医者以外の全職員が徳田家の使用人なんです」(地元病院の元幹部)

 なぜそこまで尽くしてきたのか。「やはり理念が言葉だけではない人でしたから。離島に次々と病院や診療所を造ってくれた。病院があるから過疎化に歯止めがかかった」(同)

 平成14年、虎雄は難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)を発病し、四肢の自由を徐々に奪われていった。

 17年の衆院選を機に政界引退。選挙区は次男の徳田毅(42)に引き継がれた。毅は虎雄の反対を押し切り、父が結党した自由連合を捨てて自民党に移った。

 病院グループの運営には、公職選挙法違反容疑で逮捕された長女の越沢徳美(なるみ)(50)、次女のスターン美千代(46)両容疑者ら女性親族が乗り出し、かつて虎雄の後継者と目された長男(48)を退ける動きが目立つようになった。

変質した暴君…徳田虎雄氏、信念消え蓄財に傾斜「別人になった」


◆裏金は親族名義に

 休みなく続けてきた病院の新設、買収のペースは徐々に鈍化。全国200病院の構想は頓挫した。

 「この頃から、それまで揺るぎなかった理事長(虎雄)の軸がブレてきたと感じることが多くなった」(元側近)

 虎雄が裏金を蓄えるようになったのも、この頃からだったという。

 「業者からリベートを受け取る窓口役の会社社長が理事長室に現金を運び、理事長の前で秘書に渡した。秘書は理事長のベッド横の棚に保管し、出納帳に記入して理事長に見せていた」と別の関係者は語る。

 「金を蓄えるのは将来の海外プロジェクトのためだ。海外に病院を造る場合は銀行が融資してくれない」。虎雄は周囲に対し、そのように説明していた。

 ところがその後、6億円を超す裏金は親族名義の口座に振り分けられ、株式投資に充てられた。

 元側近ら2人が口をそろえる。「すべては大義のためだと言い続けた昔の徳田虎雄とは別の人になってしまったと感じた」「子孫に美田を残さずと言い続けた人とは思えない姿だった」(敬称略)

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