〔チリ沖地震〕最大60cmの津波観測、津波注意報はしばらく継続
レスキューナウニュース 4月3日(木)11時30分配信
気象庁は3日11時過ぎから記者会見を行い、各地での観測状況を踏まえ、北海道、東北の太平洋沿岸および関東(茨城県および千葉県九十九里・外房)、伊豆諸島、小笠原諸島に発表している津波注意報についてはしばらく継続するとしています。
なお、2010年2月のチリ地震津波時には第1波から最大波の観測まで5〜6時間掛かっていることから、今回は昼過ぎの状況から今後の対応について判断することになるとしています。
【各地の検潮所で観測した津波の観測値】(20cm以上の観測点)
・北海道
根室市花咲 3日11:46 20cm(上昇中)
浜中町霧多布港 3日12:00 20cm(上昇中)
十勝港 3日11:39 20cm(上昇中)
えりも町庶野 3日09:37 30cm
浦河 3日09:52 20cm
苫小牧東港 3日10:13 20cm
函館 3日10:37 20cm(上昇中)
・岩手県
久慈港 3日12:22 60cm(上昇中)
宮古 3日10:19 20cm(上昇中)
釜石 3日07:38 20cm
・宮城県
石巻市鮎川 3日09:47 20cm
仙台港 3日10:07 20cm(上昇中)
・茨城県
大洗 3日11:59 30cm
・東京都
八丈島八重根 3日08:54 20cm
父島二見 3日08:36 20cm
※津波による潮位変化が観測されてから最大波が観測されるまでに数時間以上かかることがあります。場所によっては、観測した津波の高さよりさらに大きな津波が到達しているおそれがあります。今後、津波の高さは更に高くなることも考えられます。
【予想される津波の高さの解説】
・1m:海の中では人は速い流れに巻き込まれる。養殖いかだが流失し小型船舶が転覆する。
・海の中や海岸付近は危険です。海の中にいる人はただちに海から上がって、海岸から離れてください。潮の流れが速い状態が続きますので、注意報が解除されるまで海に入ったり海岸に近づいたりしないようにしてください。
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レスキューナウ
最終更新:4月3日(木)13時0分