フランスのサルコジ前大統領が、捜査当局に身柄を拘束されました。
フランスのメディアによりますと、サルコジ前大統領はパリ郊外にある捜査当局の施設に出頭し、身柄を拘束されました。
サルコジ氏は初めて大統領に当選した２００７年の選挙をめぐり不正資金疑惑で捜査を受けていましたが、その捜査情報を得る見返りに捜査関係者に対し昇格を約束した疑いがもたれています。捜査当局は最大４８時間身柄を拘束して、事情聴取したうえで釈放するか起訴するかを決定することになります。
サルコジ氏をめぐっては、リビアのカダフィ大佐から選挙資金を受けとっていた疑惑や、化粧品大手ロレアルの大株主から違法な献金を受けた疑惑などが持ち上がっていました。
フランスで大統領経験者が捜査当局に身柄を拘束されるのは、初めてのことです。（01日22:15）