中国人被告「拘置所トイレ閉じこもり」出廷に抵抗…広島カキ養殖社長ら ...
www.sankei.com/west/news/150119/wst1501190038-n1.html
2015/01/19 - 広島県江田島市のカキ養殖加工会社で平成25年3月、社長ら9人を死傷させたとして殺人罪などに問われた中国人の元技能実習生、陳双喜被告(32)の裁判員裁判初公判が1…
◆◆約4割が高齢者
「日本人で担い手がいないなら、働きに来てくれる中国人に頼るしかない」
同市内でカキの養殖を営む男性(61)は率直な心情を吐露した。男性の会社では、これまでに計10人の中国人を雇ったことがあるという。男性は「日本人で働いているのは高齢者しかいない。若者は実の娘すら手伝ってくれないのが実情だ」と嘆く。
同市はカキの生産量が全国でもトップクラスの自治体だ。ただ、実態は高齢化や後継者不足が進み、最近では中国人実習生らの労働力で維持されてきた。
数年前まで実習生を受け入れていた市内の水産加工会社の社長(46)は「寒くてけんしょう炎になるなどつらい仕事だが、中国人はまじめでよく働いてくれる」と話す。
しかし事件以降、中国人をカキの殻を取る「打ち子」などに雇ってきた漁業関係者からは、同種事件の再発への不安から「今後、外国人を雇えるのか」との声が上がり始めた。それでもカキ生産の現場は「中国人実習生がいなければ立ちゆかない」(関係者)というのが実情だ。
水産会社のある経営者は「中国人実習生が事件を起こしても、見方が変わるわけではない。働きに来てくれるだけで非常にありがたい。利益を出すためには、これからも中国人を頼っていくよりほかない」と複雑な胸中を語った。
◆支援不備の指摘も
陳双喜容疑者は「人間関係にトラブルがあった」と供述。流暢(りゅうちょう)な日本語を話せずに孤立した存在となり、悩みを抱え込んだ末の凶行だった可能性があり、実習生の支援団体は「十分なケアがされていなかったのでは」と指摘する。
「中国にいる家族のために一生懸命働いている。帰りたくても帰れない」。ある水産会社で実習する中国人男性(29)はこう明かす。来日時に支払う保証金は中国で数年分の収入が相場とされ、途中帰国やトラブルを起こすと没収される。日本語も勉強していたが、「言葉には苦労する。力仕事で、終わるとくたくたになる」。
実習生の生活支援は来日時の窓口となり、各企業へ橋渡しをする仲介組合などの役割。ある漁業関係者は「組合によって熱心さに差がある」と語る。
◆「カキ会社」中国人労働者8人殺傷事件をめぐる「外国人労働問題」
blog.livedoor.jp/aokichanyon444/archives/54423190.html
2013/03/17 - 市民団体「スクラムユニオンひろしま」の土屋信三さんは、受け入れ企業側の問題も指摘する。実習生を低賃金の便利な労働者とみる経営者もおり「気に入らなければ解雇し帰国させることもできる。奴隷制度そのもの」と批判する。 陳容疑者は ...
◆画期的な自動カキむき機、桃浦かき生産者合同会社が披露式 2015年5月20日
本社工場に設置された「かき超高圧処理装置」
桃浦かき生産者合同会社(宮城県石巻市、大山勝幸代表社員)が仙台水産、神戸製鋼所などと共同で開発に取り組んでいた自動殻むき機「かき超高圧処理装置」が完成し、装置を設置した本社工場で18日、披露式が行われた。加熱工程なしに殻を開き、貝柱を外す画期的な装置で、多くの人手が必要だった生食用のむき身生産の効率化と高度衛生化を実現。最大4000気圧の加圧能力を生かせば、殺菌効果やノロウイルス不活性化も期待できるとあって、各方面から大きな注目を集めそうだ。
同社によると、開発のきっかけは「むき子」と呼ばれる殻むき作業員の減少。かねての高齢化に加え、震災の津波で周辺住民の多くが遠方に移転したため、働き手の確保がより困難になり、「事業継続には自動化への対応が急務」と判断、2年ほど前に着手した。総事業費は約2億円。
装置は塩化ビニール製の筒状の容器に殻付きカキを置き、海水を満たして密閉したうえで圧力機に投入。1800気圧を超える圧力により殻を開き、貝柱を外す仕組みで、1回当たりの作業時間は「貝の大きさにより異なるが10分ほど」だという。[....]
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2015/01/19 - 広島県江田島市のカキ養殖加工会社で平成25年3月、社長ら9人を死傷させたとして殺人罪などに問われた中国人の元技能実習生、陳双喜被告(32)の裁判員裁判初公判が1…
◆◆約4割が高齢者
「日本人で担い手がいないなら、働きに来てくれる中国人に頼るしかない」
同市内でカキの養殖を営む男性(61)は率直な心情を吐露した。男性の会社では、これまでに計10人の中国人を雇ったことがあるという。男性は「日本人で働いているのは高齢者しかいない。若者は実の娘すら手伝ってくれないのが実情だ」と嘆く。
同市はカキの生産量が全国でもトップクラスの自治体だ。ただ、実態は高齢化や後継者不足が進み、最近では中国人実習生らの労働力で維持されてきた。
数年前まで実習生を受け入れていた市内の水産加工会社の社長(46)は「寒くてけんしょう炎になるなどつらい仕事だが、中国人はまじめでよく働いてくれる」と話す。
しかし事件以降、中国人をカキの殻を取る「打ち子」などに雇ってきた漁業関係者からは、同種事件の再発への不安から「今後、外国人を雇えるのか」との声が上がり始めた。それでもカキ生産の現場は「中国人実習生がいなければ立ちゆかない」(関係者)というのが実情だ。
水産会社のある経営者は「中国人実習生が事件を起こしても、見方が変わるわけではない。働きに来てくれるだけで非常にありがたい。利益を出すためには、これからも中国人を頼っていくよりほかない」と複雑な胸中を語った。
◆支援不備の指摘も
陳双喜容疑者は「人間関係にトラブルがあった」と供述。流暢(りゅうちょう)な日本語を話せずに孤立した存在となり、悩みを抱え込んだ末の凶行だった可能性があり、実習生の支援団体は「十分なケアがされていなかったのでは」と指摘する。
「中国にいる家族のために一生懸命働いている。帰りたくても帰れない」。ある水産会社で実習する中国人男性(29)はこう明かす。来日時に支払う保証金は中国で数年分の収入が相場とされ、途中帰国やトラブルを起こすと没収される。日本語も勉強していたが、「言葉には苦労する。力仕事で、終わるとくたくたになる」。
実習生の生活支援は来日時の窓口となり、各企業へ橋渡しをする仲介組合などの役割。ある漁業関係者は「組合によって熱心さに差がある」と語る。
◆「カキ会社」中国人労働者8人殺傷事件をめぐる「外国人労働問題」
blog.livedoor.jp/aokichanyon444/archives/54423190.html
2013/03/17 - 市民団体「スクラムユニオンひろしま」の土屋信三さんは、受け入れ企業側の問題も指摘する。実習生を低賃金の便利な労働者とみる経営者もおり「気に入らなければ解雇し帰国させることもできる。奴隷制度そのもの」と批判する。 陳容疑者は ...
◆画期的な自動カキむき機、桃浦かき生産者合同会社が披露式 2015年5月20日
本社工場に設置された「かき超高圧処理装置」
桃浦かき生産者合同会社(宮城県石巻市、大山勝幸代表社員)が仙台水産、神戸製鋼所などと共同で開発に取り組んでいた自動殻むき機「かき超高圧処理装置」が完成し、装置を設置した本社工場で18日、披露式が行われた。加熱工程なしに殻を開き、貝柱を外す画期的な装置で、多くの人手が必要だった生食用のむき身生産の効率化と高度衛生化を実現。最大4000気圧の加圧能力を生かせば、殺菌効果やノロウイルス不活性化も期待できるとあって、各方面から大きな注目を集めそうだ。
同社によると、開発のきっかけは「むき子」と呼ばれる殻むき作業員の減少。かねての高齢化に加え、震災の津波で周辺住民の多くが遠方に移転したため、働き手の確保がより困難になり、「事業継続には自動化への対応が急務」と判断、2年ほど前に着手した。総事業費は約2億円。
装置は塩化ビニール製の筒状の容器に殻付きカキを置き、海水を満たして密閉したうえで圧力機に投入。1800気圧を超える圧力により殻を開き、貝柱を外す仕組みで、1回当たりの作業時間は「貝の大きさにより異なるが10分ほど」だという。[....]