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「世界中発電効率良いコイル成型なぜ本郷武延成功」#188 目指せ!一発逆転 ~町工場3000日の奮闘記~

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◆【ヨキコトキク・斧琴菊】日本のチカラ > #188 目指せ!一発逆転 ~町工場、3000日の奮闘記~  ・ 2019年9月14日(土)05:20~05:50 テレビ朝日

http://www.minkyo.or.jp/01/2019/09/nipponnochikara_188.html

【抜粋】アスターは世界でまだ★誰も成功していなかった★画期的なコイルの成型に成功します。今年6月には、その★新型コイルをつくるための巨大な工場が完成しました。現在、世界的な家電メーカーと共同で新型コイルを組み込んだ★モーターの開発を進めていて、来年夏には量産に入る計画です。苦しい経営の中でも挑戦を続けた地方の町工場の3000日の物語です。

取材後記 ディレクター:齊藤 弥(秋田放送)

主人公の社長、★本郷武延さんの人柄が如実に表れているのが、初めて自社開発したスプーンライトをカメラの前で自信満々にプレゼンテーションするシーン。会社の経営が火の車だった時期。誰が見ても経営をV字回復できるような商品ではないのですが、それでも本郷さんは自信に満ちあふれています。私は本郷さんを10年間見てきましたが、彼は常に自信がある。時に根拠がないこともありますが(笑)。

工場閉鎖と従業員全員の解雇、工場閉鎖の★翌日に新会社立ち上げという異例の出発をした町工場。創業後に独自商品を次々と開発しては、時に売れずに挫折。それでもあきらめずに商品開発を続け、従業員一丸となって販売してきました。  そんな町工場がこのたび、世界のどこにもない画期的なコイルの開発に成功しました。これはアスターが単に運が良かったのか。それとも必然だったのか。

「世界中の研究者が★発電効率の良いコイルの成型に失敗する中で、なぜ本郷さん★だけが成功したのか?」という私の問いかけに対して、本郷さんは「生きていくことに必死だったから。」と答えます。

https://kakaku.com/tv/channel=10/programID=55805/

【雪どけちゃん】会社を立ち上げて5年目の冬は大雪となって、市民の除雪の負担を軽く出来ないかと開発されたのが雪を熱で溶かすシート。商品説明会には大勢が集まって興味津々になっていた。照明器具なども次々に開発して、防水のLEDはこれまでに2億円以上売り上げていて秋田県庁でも採用されている。

アスターが創業を始めたのは9年前、パソコンの部品などを作る小さな町工場だった。当時は世界的な景気低迷と円高が続いており、秋田県でも多くの下請け工場が事業停止を余儀なくされた。アスターはもともと福島県にある電子機器製造会社の生産工場だった。ところが、景気低迷のあおりを受けて2009年に閉鎖に追い込まれる。77人の従業員は全員解雇された。新しい会社を作り、行き場を無くした従業員を全員雇うと決めたのが、当時秋田で工場長を務めていた本郷さん。福島の会社を53歳で退職しての決断だった。7年間一緒に働いた秋田の従業員も家族のように感じていた。

会社を立ち上げたものの、仕事はほとんどなく、従業員に給料を払うのも厳しい経営が続いた。本郷さんは自分の貯金を切り崩して従業員の給料を補っていた。今年の春まで使っていた古い工場。福島に自宅がある本郷さんは秋田のこの仕事場で寝泊まりしていた。週末だけ福島の自宅に帰る生活、アスターの加藤さんは「一人でいるのが寂しい人。よくここで一人で寝泊まりしていたなと思った」などと話している。・・・【一部割愛】…

会社を立ち上げた翌年の3月には★東日本大震災が発生。震災の影響で取引をしていた工場の操業停止が相次ぎ、もともと少なかった仕事が半分以下に落ち込んだ。仕事が減った分、従業員には交代で休んでもらうしかなかった。この時の赤字はひと月1000万円。大手メーカーの下請けの仕事だけでは地方の企業は生き残れない。アスターはこれまでに9件もの特許を取った。その一つが複数の板を機械に挟むだけで接着剤などを使わずにくっつけてしまうというもの。板に特殊な凹凸をつける独自の技術だ。この技術は今も自動車部品の製造に使われている。

★新型コイルは従来のコイルとは全く異なるが、アスター制は電気が通る部分の★密度が高く、★コンパクトながらモーターのパワーを★大幅に高めることが出来る。今年6月★20億円の借金をして建てた工場が完成して、★新型コイルの量産に向けた作業が進行している。新しい事業を始める際に若い従業員が増えて、幹部社員も大手の製造会社から転職してきた人が増えた。その理由として、大企業では味わえないことがここでは味わえる、仕事自体が面白い、社長の人柄で一緒にやりたいなどの理由が出た。


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